ケメ子のランランルー生活

育児と節約や断捨離をがんばっています。シンプルライフに憧れます。

寿歌(ほぎうた) アフタートークレポート 5月27日(日)宮城聰、奥野晃士、春日井一平

f:id:niji2001:20180528165145p:plain

http://q-geki.jp/events/assets_c/2018/05/7f44e72e32305ac955963d1bab6784fee4dfb5b4-thumb-1600xauto-3849.jpg

スタッフ:

今回宮城さんは 日本の劇作家さんは厳選される印象を持ってるんですが、

今回の北村想さんの寿歌(ほぎうた)を選ばれた経緯と実際に演出されての印象をお聞かせ願いますでしょうか?

宮城聰:はい 厳選と言うか ・・偉そうですけど

 そもそも静岡で11年生まれになったんですけど 芝居をやってて 東京都の一番の違いは 本格的な演劇の劇場は静岡にはSPACしかない。僕達の所にしかない。 東京だったらいろんな劇場があって、言ってみればここはカレー屋さん、天ぷら屋さん、寿司屋さん、ステーキ屋さん……そういった風になってて、今日はお稲荷さんに食べたいな、今日はここに行こうか。お客さんはそういった感じで選ぶんですがSPACしかないとすると、観客は劇場を選べないので、例えば、僕らたちの劇場はカレー屋さんになってしまう。静岡のお客さんは毎回カレーを食べることになるんですね。 ちょっと違ってもカレーうどんそういったものになるんです。

 だからやっぱり色々やんなくちゃいけなくて。 色々和洋の東西・時間も昔から一番古いのとギリシャ悲劇、2500年前ぐらいのから現代まで、 すごく限られてしまう。 古典と言うか、歴史の中で残るようなものというものになるんです。 もし演劇に教科書があるとしたらそれに載るようなもの、これは知っといた方がいいってもの。 そういったものを思いながら選んでいる 。

 日本のものと言ったらどうしても何分の一かになる。 それの内のさらに 歴史に残るようなものと選んで行くと、ものすごく限られていく。 僕がSPACで演出した作家は泉鏡花三島由紀夫唐十郎野田秀樹平田オリザさん 。で、僕は実際そろそろ60近くなんですけど、残りの人生何本演出できるかな?って考えると、10本から20本の間ですね 。その中でどういうものをどうしてもこれだけはやっておきたいというものを考えるんです。

 日本の劇作家でどうしてもこの人のことは知っておきたいと思う人は北村想さんだなと思ったんです。 北村宗さんが世界をどんなふうに見ているか ていうことが知りたかったんです。 世界の距離の取り方 思考帰ると言うと頭の中の話になるんですが 物事とどんな風に距離をとっているか というのを知ったかったんです。 これはとっても勝手な話なんですけれども、 僕はその人の戯曲を演出すると その人の物事との距離の 取り方が とてもよくわかる。 例えば三島由紀夫は小説の戯曲も書いている 。でも面白いもんで 小説よりも 戯曲の方が三島本人が 世界とどんな距離で接していたのかが 露呈しちゃってるんです さらけ出されちゃう。たぶんそれは台詞でしか書けないからだと思う
テクニックがちょっと使いにくいと言うか。 三島が本当に体で世界をこんなふうに感じていたのかが そのまま書かれているような。文字で読んでもわからないんだけれども 、言葉にしたりあるいは俳優が肉体で そのセリフを語ってくれたりすると、 三島由紀夫っていう人の体が こんな風ヒリヒリしながら、こんなふうにほっとしたりしながら 世界と向き合っていたんだな 。セリフを何度も何度も読んでいると 面白いことにそういうことがなんとなくわかってくるんです。

 北村想さんが世界とどんな風に向き合っているのか?その秘訣というものが知りたくて 寿歌(ほぎうた)を選ばさせていただきました。

 

スタッフ:俳優の皆様、メビウスの輪の形の傾斜の結構ある舞台セットで 実際に立たれてみて 感想とかあればお聞かせください

 

最初はこの舞台の模型を 見せて頂いた時にこれはちょっと無理じゃないかと思った。
出来上がったものを最初に見た時は 見た目的にはすごくワクワクする舞台だったので 、すごいテンション上がったんですけど。稽古が始まると体がめちゃめちゃきついんです 。この舞台って どこにもまっすぐな面がなくて 立つ位置によって全く傾き方が違う 。前傾してたりこう斜めになっていたり。 なので足を一歩踏み出す のも注意して踏み出さないとそのまま転げ落ちてしまうのではないか。と。

 さらにこのツアーの初演 は愛知で次は静岡 で講演して。その後は熊本 でこちらの北九州市さんは4ヶ所目なんですけど 、熊本の公演を行うにあたって 劇場自体が狭目だったので 愛知や静岡よりも舞台を短縮しました。 それまではもう少し緩やかな傾斜だったんですが グンと斜面がきつくなりまして、 今日も僕倒れた後ずり落ちたくらいなんです。なのでかなりハードな舞台に仕上がっておりまして 立ってる役者としてはかなり苦労しています。

 

名古屋の時はリアカーがパントマイムだったんです 。他の演出家さんがほげ歌うやるって言う時には大体 スブタイなんですリアカー1代とか そういうのが割と常套手段と言うか 今回は舞台はこういう特殊な装置なんですけれども リアカーなしでやってみようみたいな感じで 亡くなったんですけれども 装置がない部分からでしょうを表現しなきゃならない部分が さらに俳優にとっては ビジネスが増えると言うか 小道具がないので あとは全部パントマイムとかにして演じています だからそういうものがないことによって都合が良いものもありますけれども あった方が助かる部分も結構 あるなーと 特に投手はリアカーがない状態なので このバランスの悪い足元を リアカーなしで進むということを成立させるのが 苦労しました

 

スタッフ:衣装も結構特徴的だと思うんですが、イメージの提示などあったのか教えてください・

 

今回spac の 衣装スタッフが担当しているが 。僕としては基本的には最初白紙にしている
自分が戯曲を選んだ時に何となく イメージしているものはあるがそれがそのまま立ち上がってきたら つまんないと思っちゃって。つまり他人との出会いがない。

f:id:niji2001:20180528165046p:plain

日程・会場 北九州芸術劇場小劇場 2018年5月26日(土)〜27日(日)

5月26日(土) 14:00〜15:30※1

27日(日) 14:00〜15:30※1

※1...アフタートーク

※終演時間は予定です
※ロビー開場は開演の20分前、客席開場は開演の10分前

 

寿歌[全四曲]

寿歌[全四曲]